中学受験をするしないに関わらず、小学生のお子さんをお持ちの保護者の方から「家庭学習でどの教材を使ったら良いのかわからない」という相談を良く頂戴します。Amazonやウェブ上で検索をすればするほど色々な問題集の紹介が出てきて、結局どれにしたらいいのかわからなくなってしまう場合も少なくないようです。そうした声にお応えして、ここでは比較的新しい問題集も含め、これだけやっておけば十分、という必要最低限のものに絞ってご紹介することにしました。
首都圏で難関中学受験をするとしても、小学4年生の2月までは家庭学習で十分対応できます。ここで紹介する内容をきちんと消化することができれば、小学4年生までは塾に通わずに中学受験準備を進めることが可能です。
基礎固め(期間:1~2か月)
基本事項の習得
まずは『上級算数習熟プリント』で基本事項を理解しておきましょう。算数が苦手なお子さんであれば『中級算数習熟プリント』でも大丈夫です。繰り返し復習できるよう、コピーして使いましょう。
計算練習(基礎編)
まずは毎日取り組んで勉強習慣をつけるとともに、計算に慣れることが大切です。最初は『陰山英男の徹底反復 プレ百ます計算』を使って練習を積みましょう。終わったら『陰山メソッド 徹底反復 くりあがり くりさがりプリント』をやって苦手とするお子さんが多い繰り上がりと繰り下がりを今のうちに完璧にしておきましょう。
応用力養成(期間:2~3か月)
応用力養成
基礎が固まったら、『小学ハイクラスドリル』に取り組んで徐々にステップアップしていきましょう。ミスを連発してしまう回があったり、最初は手がつかない問題があったりするかもしれません。復習をしながらじっくりと取り組んでいきましょう。
計算練習(応用編)
『リーダードリル〈算数〉』で少し難しめの計算練習を積みましょう。間違えた問題の復習などもしながら、最終的に1回を「8分でノーミスか1問ミス」で解けるようになれば合格です。
発展問題への挑戦(期間:2~3か月)
発展問題への挑戦
中学受験を考えている,あるいは算数が得意なお子さんは『トップクラス問題集』か『スーパーエリート問題集』に挑戦しましょう。このレベルになると、得意な子でも初見では解けない問題が増えてきますので徹底的な復習が必要です。
まだ中学受験を考えていないご家庭の場合は、応用力養成段階まで終えた後、2年生の内容に進んでもいいと思います。トップクラス問題集については以下の記事をご覧ください。
計算練習(発展編)
『ハイレベル算数ドリル 小学1年 500題』で思考力が要求される難問に挑戦しましょう。難易度は高めです。最初はできなかった問題も地道に取り組んでいれば少しずつできるようになると思います。なかなか進まずストレスになるようでしたら、無理に終わらせる必要はありません。
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