『国公立標準問題集 CanPass 数学』の内容と利用法

『国公立標準問題集 CanPass 数学』の内容と利用法 数学参考書

『国公立標準問題集 Canpass』は、入試標準レベルの典型問題を中心に扱っている問題集です。早いうちに受験問題に触れておきたい高1~2生にも役立つでしょう。受験生の場合、網羅形参考書の問題を一通り解き終わり、難関大学受験用の問題集に入る前の準備段階に使えます。

分量はそこまで多くないので、学校の休み期間中に一気に仕上げてしまうとよいでしょう。

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内容

入試標準レベルの典型問題を中心に扱っている問題集です。一部に教科書傍用問題集や網羅形参考書で扱われているような問題も含まれていますので、『青チャート』や『Focus Gold』などの網羅形参考書と併用してもいいかもしれません。

解説では、「思考のひもとき」として基礎事項の確認や考え方が提示され、それをもとに解答が展開されていきます。別解や背景説明も豊富なので、難関大学受験用の問題集に入る前の準備段階として使いましょう。

最難関ではない国立志望の人の場合、これを最終目標としてもよいと思います。それらの大学では、難問よりも典型問題をしっかり解けるかどうかが合否の分かれ目となるからです。無理に難しい問題集に手を出すより、典型問題の解法を習得を優先しましょう。余った時間を他の教科の勉強に割り振ることで、時間を有効利用でき、全体の底上げにつながります。

問題数は『I・A・II・B』が119題、『Ⅲ』が60題です。このレベルの問題集としては程よい分量なので、夏休みなどの長期休み中に1~2か月で一気に仕上げるという使い方にも適しています。

取り組む時期

『I・A・II・B』は高2の夏休みか高3直前の春休みまでに、『Ⅲ』は高3の夏休み前までに一通りこなしておきましょう。早めに引き出しを増やしておくことで、難問に取り組む際の準備ができます。なお、既に『1対1対応の演習』を終わらせた人は、あえてこちらをやらなくても大丈夫です。

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